ダイエットと消費カロリー
ダイエットに挑戦したことのある人なら実感していると思いますが、はっきりした効果をあげるのはかなり大変です。まずはダイエットには欠かせない「カロリー」についてですが、そもそもカロリーとは、食べ物や運動の熱量などを表すエネルギー単位のことで、1kcal(キロカロリー)とは1Kgの水の温度を1℃上昇させるのと同等の熱量となっています。
このカロリーの概念には大きく2種類あり、それは食べ物によって体内に入る摂取カロリーと、生命維持や運動などによって消費される消費カロリーです。食べ物でカロリーのあるものは「炭水化物」、「たんぱく質」、「脂肪」の3種類で、摂取カロリーの量は、「炭水化物」が1グラム当たり4Kcal、「たんぱく質」も1グラム当たり4Kcal、「脂肪」は1グラム当たり9Kcalとなっています。
カロリー摂取量がカロリー消費量を上回った場合に体に体脂肪として蓄積されて太っていく状態となっていくわけで、消費エネルギーの消費率は、基礎代謝が約60%~70%で、その他運動が30%~40%となります。
問題となるのが、摂取量が消費量を上回った分が体脂肪になって体に蓄積されることで、それが過剰であればダイエットもかなり大変になります。理論的には消費カロリーから摂取カロリーを引いた数値が体から減少するカロリーになるわけですが、もしも1ヶ月に1kg減量しようとしたら、トータルで「消費カロリー」-「摂取カロリー」=7000kcal、を実践しなければならないわけで、これを実現するには食事制限だけではなかなか大変で、たいていの場合は運動もすることになります。結局どちらもしなければダイエットはなかなか実現しないわけです。